B T K 絞殺魔
デニス・レイダー(59歳)1945年生まれ

妻と成人した子ども2人がいる。
ウィチタ州立大学で司法行政の学位を修めている。
パークシティーの市職員で、法令順守監督として
野犬収容や市民の迷惑対策などを担当していた。
またルター派教会の信者会長を務めたこともある。


****** B・T・K絞殺魔 *******

Bind 縛る Torture 拷問する Killer 殺人者 の略。自らBTK絞殺魔(初めはsearch&destroyer)と名乗り 地元TVに小包みや手紙を送りつけた。 トマス・ハリス「レッド・ドラゴン」ダラハイドのモデルとしても有名。

被 害 者
ジョセフ・オテロ(38歳)
1974年1月15日 自宅で黒いテープ&ブラインドの紐にて手足を縛られ その紐にて絞殺される。(殺される前に)殴られた痕があり。彼は、20年以上間軍に所属し 駐屯地ドイツの陸軍を除隊後、カンザス州の小さな飛行場で飛行インストラクター・・機械工として勤めていた。
腕時計が持ち去られている。
ジュリー・オテロ(34才)
(殺される前に)殴られた痕があり、猿轡を噛まされ、縛られていた。 (窒息死)
彼女は、コールマン社、キャンプ用品の製造業者で働いていた。
デニス・レーダーが
1970年代の初期に働いていた会社である
ジョセフィーヌ・オテロ(11歳)
地下室の下水管にロープで吊り下げられた状態で発見される。
半裸状態で口にはタオルの猿轡をはめられていた。(窒息死)
ダニエル・オテロ(9歳)
手足を縛られ、頭にはフードを被せられていた。(窒息死)

各部屋に マスターベーション後の精液が残されていた
キャサリン・ブライト(21歳)
1974年4月4日 弟ケビンと自宅に戻ったキャサリンは 潜んでいた犯人に腹部を刺され病院にて死亡。ケビンも犯人に拘束され猿轡を噛まされロープで絞殺されそうになったが
どうにか逃げ出し警察に通報。キャサリンは半裸状態で コードで縛られ 首を絞めたあとが残っていたが、このとき 警察はBTK事件と同一犯人とは思ってもいなかった。
シャーリー・ヴィアン(26歳)
1977年3月18日 自宅の彼女のベットで 頭にビニール袋を被せられ 半裸状態  手の指は折られ背中にテープで貼り付けられて 首にはコードが巻きつけられ 窒息死状態で発見された。3人の子どもたちは犯人に浴槽に閉じ込められたが 自力で脱出、警察に通報しした。 
子どものレルフォード氏は 「帰宅途中見知らぬ男に写真を見せられ「この家族を知らないか」ときかたが「知らない」と答えたところ 近隣の家に向かったため そのまま帰宅した。その後 玄関がノックされ兄弟で競い合ってドアを開けてしまった」と重々しく語った。
ナンシー・フォックス(25歳)
1977年12月9日 自宅にて 服は来たままナイロンのストッキングが首に巻きつけられ窒息死。免許証がなくなっていた。部屋には マスターベーション後の精液が残されていた。
(レイプはされていない)
犯人は公衆電話から非常時ホットラインに「今から この住所に行く。
あなたはナンシーフォックスの殺害を見ることができるでしょう」と電話をかけている。
彼女は建設会社の秘書 ・宝石店にパートタイマーで働いていた。
マリーン・ヘッジ(53歳)
1985年4月27日(行方不明8日後) パークシティの砂利道で絞殺死体で発見される。 近くに結び目のついたパンストも見つかった。(レイダーの通りに住んでいた)
2005年2月にBTK事件のリストに加えられる
ビッキー・ウェガリー(28歳)
1986年9月16日 自宅ベットで絞殺されているところを 彼女の夫により発見される。 家にいた2歳の息子は無事。
デロアース・デイビス(62歳)
1991年1月19日(行方不明 13日後) パークシテイの橋の下で 手足膝をパンストで縛られた 彼女の絞殺死体が発見される。 2005年2月にBTK事件のリストに加えられる。
-----------事件内容-----------

1974年1月 カンザス州 オテロ一家の無残な絞殺死体は帰宅した15歳の息子によって発見される。その異常さに調査員たちも息を呑んだ。同年4月キャサリンが自宅にて弟と襲われるが 死因が刺殺だったため 別件として扱われた。 10月ごろから 地元新聞社 編集長宛てに 公立図書館本館の本を調べるようにと電話がかかってくる。その本を調べたところ 犯人からのメッセージと思われるメモが挟んであった。そのメモには”ジョゼフ事件現場の状況 盗んだ車のガソリンが少なかった事への文句、被害者をリサーチしていた事、自分の中に犯罪者が存在し 制御不可能である、これからも同じ手口で犯行を続けていくだろう”とタイプ打ちされていた。1978年2月詩を1編新聞社に送ってきたが たらいまわしにされたあげく相手にされなかった為 地元TV局KAKEにジョセフ一家と他2件の事件を自分の犯行だと告げた手紙を送ってきた。その手紙には 犯行時の状況が事細かに書かれ、犯行予告や実在の(有名な)犯罪者サムの息子・ボストンの絞殺魔・テッドバンディと同じ理由(衝動)で犯行を重ねていることや「新聞に名前が載るほどの有名人になるには何人殺せばいいんだ?」と問いかけ 「自分に名称をつけてみてはどうか ”search&destroyer”(索敵殲滅人)」提案して締めくくられていた。それからも 度々手紙や被害者の遺品や現場写真など入った小包みがおくられてきた。1979年までそれは続いたが そのあと ばったりと途絶える。BTKは死亡したかに思われていたが 2004年3月に再び 挑発的な手紙がマスコミや警察に届いた為 BTKへの注目が再燃された。その時に送られてきたものの中にはナンシーの免許書のコピーもあった。

----------- 逮捕までの経緯 -----------

レイダーをBTKと特定した経緯は公表していないが
地方TV局KSASに送られてきたコンピューターディスクに消しきれていない
レイダー被告の属する教会のデータが残されていた為だといわれている。

警察は レイダー被告の娘のDNAを調べ デニス・レイダー被告にたどり着き
2月26日 正午過ぎパークシティにて  彼に職務質問したのが逮捕のきっかけとなった。
また 逮捕直後 パークシティー市の公立図書館からコンピューター端末も押収している

---------逮捕後-------------

現在 レイダー被告はセジウィック郡刑務所の留置施設に収容されており 
保釈金は1000万ドルに設定された。
検察側は レイダー被告を 第1級殺人8件と殺人2件で起訴する方針。

------------------------- 供述 -------------------------------

2005年6月28日

10件の殺害を認める。 裁判官の質問に1件ずつ犯行の詳細を述べた。

選んだ被害者候補たちは” プロジェクト ”

まず長い年月をかけトローリングして ターゲットを絞り さらに ストーキングしていく。

被害者を ”hit” 殺害に使った道具を ”hit kid”と呼んだ。

動機は 性的夢想(sexual fantasies)の実現だと答えた。

しかし カンザス州に死刑執行が再開したのは 1994年以降であり
全て有罪となっても レイダー被告に死刑は適応されない。


--------------------------- 判決 ---------------------------

2005.08.18 米カンザス州セジウィック地裁は デニス・レイダー被告に対し

175年の禁固刑を言い渡した。事実上仮釈放なしの

(少なくとも40年間仮釈放は認められない)

終身刑となる。 
    
   ************* 番外編 *************


長年未解決だったこの事件に FBIのR・レスラーや J・ダグラスも 深い関心を持っていた。
 ここで J・ダグラスのプロファイルを見てみよう

・犯人は20代〜30代はじめの白人男性。 当時29歳〜当たっている
・結婚していても人格や性的嗜好に問題をかかえている。 そりゃそうだろう
・疎外されて孤独で引っ込み思案    ?
・母子家庭の確率が高い。里親に育てられたかもしれない。 
・軍隊に属していたかもしれない  
・殺人現場の近辺に住んでいる。  当たり
・警官に憧れている。
・犯行後 州立大学の司法学部の講義を受けている。 
                   同じ大学かは謎だが司法学の学位を修めている
・途中犯行が止んだのは 別件で刑務所行きになったか 精神病院に入院したか
軍に入隊したかのどれかである。   ?宗教にはまってしばし改心していたのかもしれない
・自己顕示欲が強い為 自滅して捕まる。   半分当たり 自滅ってところが..

ジョン・ダグラスも著書(OBSESSION〜妄想〜)にて失意を語っていたが
今回の逮捕により 胸をなで下ろしている事だろう。

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2005年7月12日 オークションにて カンザス・クラブオーナー Michelle Borin(ミッシュル 
ボーリン)が レイダーの自宅(査定57,000$)を90,000$にて落札した。高値購入の理由は
「デニス・レーダーの家族の為に..」と語っている。
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